遊び心あふれる和の世界-「チピネス」

Reported by Web担当:ゴトウマサコ 2021/07/25


京都カワイイ発信基地「サロンドハピネス」× 履けるアート下駄「鈴木千恵」=「チピネス」さんの展示が、2021年7月16日(金)〜18日(日)に開催されました。

「チピネス」さんの展示は、まるで夏祭りの縁日。和の伝統を守りつつも、楽しくて賑やかで斬新なデザインてんこ盛りの世界にワクワクが止まりません。そんな「チピネス」さんから伺った話を、ちょっと書いてみます。

納涼夏祭り?的お化けコーナー。

ユニークなデザインがいっぱい・サロンドハピネス

キモノというと季節や格などの細かいルールがわからず、敬遠してしまう人も多いのではないでしょうか。でも、「サロンドハピネス」代表・若柳衣華さん曰く、ここ名古屋はキモノの下にタートルネックを組み合わせるなど、ルールにとらわれない着こなしがとても上手な土地だとのこと。名古屋人は保守的だと思っていたので少々驚いたのですが、言われてみれば、大須でも明治村でも斬新な着こなしをする人たちをよく見かけますし、日常的にくだけた着かたをしている友達も身近にいます。そんな自由な発想に長けている名古屋人に「サロンドハピネス」の作品はぴったり。他のキモノ屋さんでは入手しにくいユニークなデザインが揃っていて、着る人だけでなく見る人も心躍る作品満載です。

後ろはラブリー、横はポップ。見え方の違いも面白い。

芸術性の高い実用品・アート下駄

6月に「徹子の部屋」に2度めの出演をされたアート下駄作家の鈴木千恵さん。森英恵さんも10年以上前から注目しているという鈴木さんの下駄は、限られた面積であるにも関わらず、ひとつひとつに物語性があり、非常に芸術性の高い「作品」となっています。どの下駄もゴージャスで華やかなので、派手なものにひかれる名古屋人なら絶対気に入ること間違いなし。でも、せっかくのアートが履いていたら見えなくて残念じゃないのかな?と思ったのですが、見知らぬ人から「どこで買ったのですか?」と尋ねられるお客さんはとても多いとのこと。脱いだ時に初めてわかる意外性を楽しむなど、「チラ見せ」で心を誘惑する楽しさもアート下駄遊びのひとつかもしれません。

緻密なデザインのアート下駄から、鈴木さんの熱い思いが伝わってきます。

作品同様、元気いっぱいのおふたり。短い時間でしたが、大変楽しくお話させていただきました。残念ながらこの展示にお越しになれなかった方、このページを見ておふたりに興味を持った方、WebサイトのURLをはっておきますので、ぜひぜひチェックしてみてください。

「サロンドハピネス」Webサイトはこちら
「アート下駄 鈴木千恵」Webサイトはこちら

左が若柳さん、右が鈴木さん。とっても仲良しのおふたり。ありがとうございました。